女子ゴルフの「スコットランド女子オープン」初日（１５日＝日本時間１６日、スコットランドのダンドナルドリンクス＝パー７２）、渋野日向子（２５＝サントリー）が涙を流しながら途中棄権した。
１０番スタートの渋野は１バーディー、１ボギー、１ダブルボギーの２オーバーで迎えた１４番のティーショットを放った直後、涙を流しながら棄権を決断。スタッフらに向けて「怖い」とつぶやいていた。棄権後にはトレーナーと体の状態をチェックしている姿が見られたが、腰か左足の付け根を痛めたとみられている。
渋野は試合前に「４日間戦えるように１日１日後悔のないように、少ないように頑張ります」と語っていたが、今大会を中継している「ＷＯＷＯＷ」で解説を務めた羽川豊は「違和感があるのなら大事を取った方がいい」とコメント。また２２日開幕の今季メジャー最終戦「ＡＩＧ全英女子オープン」に向けて、万全の状態で臨めるのか。気になるところだ。
初日は悪天候でスタートが遅れるなどの影響もあり、日没サスペンデット。日本勢は７人が参戦しており、７月にメジャー「エビアン選手権」を制した古江彩佳（富士通）が３アンダーで暫定５位、勝みなみ（明治安田生命）は１アンダーで暫定２２位につけている。