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今季絶望のエンゼルス・トラウトにみるチームリーダーの役割 連日ベンチ入りし仲間を鼓舞

東スポWEB 2024年8月16日 17時19分

これぞまさに精神的支柱だ。左ヒザ手術のため今季絶望となったエンゼルスのマイク・トラウト外野手(32)。今季は29試合の出場で打率2割2分、10本塁打、14打点、OPS・866の成績となった。3度目のMVPを獲得した2019年以降はケガが続いており、米メディアでは「マイク・トラウトは引退を考えるべきか」と去就をテーマにした報道も目立つ。

そんな中、エンゼルスのロン・ワシントン監督がESPNの「ベースボール・トゥナイト」に出演して、トラウトの近況を報告。「マイクは毎日ここにいて、ケガをした時でも私たちのミーティングに座ってミーティングに参加し、毎晩5、6イニングベンチに降りてくるんだ」と連日〝ベンチ入り〟していることを明かした。

さらに「彼はゲージにも入る。みんなゲージを行ったり来たりしてウオーミングアップをしたり、彼と一緒に座ったりして存在感を示している」と、チームメートといつものルーティンをこなしていると告白。プレーできない悔しさを押し殺して仲間に声をかけたりしながら、チームを陰で支えているという。まさにチームリーダーのかがみといえる。

「今はマイクが子供たちに影響を与えることができるのはパフォーマンスではなく、クラブハウスでの彼の存在であり、彼は途方もない存在感を持っている」と指揮官はトラウトの献身ぶりに大感謝。トラウトのエンゼルス愛が、借金17でア・リーグ西地区4位と低迷しているチームに一石を投じるかもしれない。

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