パリ五輪のブレイキン女子に出場したオーストラリア代表のレイチェル・ガン（ダンサー名レイガン）を巡る騒動が、新たな展開を見せている。
レイガンは１次リーグ３試合ともにゼロポイントで敗退。独創的すぎるパフォーマンスだったことも手伝って、世界で賛否両論が巻き起こっている。
そうした中、英メディア「デーリー・メール」は「レイガンを不朽の人気コレクターグッズにしようという機運が高まり、すでに試作品が販売されている」と題する記事を掲載した。
「オーストラリアの人気ブレイクダンス・スター、レイガンのグッズ化を求める声が高まっている。パリ五輪でレイガンがカンガルーの跳躍やＴレックスのポーズを披露し、最下位になったことを受けて、フェイスブックやレディットでは、彼女にちなんだファンコ・ポップのフィギュアを作ってほしいという投稿が相次いでいる」と報じた。
「ファンコ・ポップ」は米玩具メーカー「ファンコ社」が販売する２頭身フィギュア（人形）で、ディズニー社などとライセンス契約を結んでキャラクターグッズを製作。米大リーグで活躍する大谷翔平（ドジャース）が商品化されたことでも知られている。
同記事では「映画、テレビ、ビデオゲームなどの主要なフランチャイズと頻繁にコラボレーションを行い、世界中に多くのファンを持つ文化現象となっている」「現在、ポップカルチャーのアイコンからニッチなコレクターアイテムまで、８３００を超えるユニークなデザインがあり、２０２２年の同社の１３億２０００万ドル（約１９５４億円）という驚異的な収益に貢献している」と紹介した。
その上で「ファンコ社からレイガンのフィギュア化についての公式発表はないが、熱心なファンはファイルをダウンロードして３Ｄプリントすることができる。デジタルモックアップ（仮想の試作品）がフェイスブックに投稿され、ある新進気鋭のビジネスパーソンは、ブランド外の３Ｄプリントバージョンを作成し、現在オンラインで販売している」と伝えた。
さらに、同記事では一部ファンが〝先行販売〟しているレイガン人形の画像を掲載。「オーストラリアのブレイクダンサーのポップが売り切れると思う」「マジで、すごくクール」「私はこれをすぐに買います」とＳＮＳ上の反応を紹介した。