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森秋彩0点問題で〝アジア人差別〟の指摘相次ぐ 専門家は一蹴「ありません」

東スポWEB 2024年8月17日 6時4分

パリ五輪スポーツクライミング複合女子の決勝で、森秋彩(20=茨城県連盟)が身長差によって結果が大きく左右する課題を攻略できず0点に終わったことが議論を呼ぶなか、「差別があったか」について専門家が見解を示した。

森はメダルが期待されていたが、ボルダーの第1課題で身長が影響する設定に苦戦して無念の0点に終わった。この結果が大きく影響し、森はリードで快進撃を見せるも4位に終わって悲願のメダルを逃した。

英紙「デーリー・メール」が「身長が壁まで届かなかったため、競技を始めることすらできず、ファンは彼女が『いじめられた』と主張している」と指摘するなど、世界中で今回の課題設定が適切だったのか議論を呼んでいる。

そうした中で、日本人女性初のプロクライマーでスポーツクライミングの専門家でもある尾川とも子氏(46)が、今回の問題に関して自身のX(旧ツイッター)で発信を続けている。

16日には多く寄せられる意見についてQ&A方式で回答。「Qボルダーは、森以外に韓国選手も下位 絶対にアジア人差別を感じる!!」に対して「A森と韓国のチェヒョンは選手でボルダーを得意としません。リードで森1位チェヒョンは4位 差別があればリードの結果も下げるように仕組むはずです。つまり、アジア人差別はありません」と採点の詳細が記された画像とともに答えている。

今大会は〝疑惑の判定〟が相次いだことで、差別を勘繰る指摘も多いが、少なくとも特定の国や選手に偏った課題設定はなかったようだ。

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