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【甲子園】智弁学園が8強 相手のチェンジアップ対策も小坂監督「すぐスライダーに切り替えた」

東スポWEB 2024年8月17日 13時29分

第106回全国高校野球選手権大会の第11日(17日)第1試合は智弁学園(奈良)が小松大谷(石川)を6―3で下し、3年ぶりのベスト8進出を決めた。

効率的に得点を重ねた。初回に中道(2年)の左前適時打で1点を先制。直後の2回に逆転を許したものの、3回に山崎(3年)の左前適時打が飛び出し同点に追いついた。

4回は相手の失策や遊ゴロの間に2点を勝ち越すと、5回には近藤(2年)の右翼への適時三塁打、少路(2年)のスクイズで2点を追加した。

先発の田近(3年)は真っすぐとスライダーを軸に相手打線を翻弄。7回までに12奪三振を記録した。継投策に出た8回は一死満塁のピンチを背負ったが、3人の投手をつぎ込み、最後は4番手として登板した田中(2年)が無失点で切り抜け、そのまま逃げ切った。

執念の継投について小坂監督は「8回に点を取られると9回は絶対にしんどいというのは感じていた」と、その意図を明かした。先発の田近については「小松大谷さんがすごく研究されていて、最初(田近が得意とする)チェンジアップに全然反応がなかった。すぐスライダーに切り替えたり真っすぐでコーナーを突く部分が良かった」と説明した。

「まとまりはホンマにある」とナインに指揮官は目を見張る。智弁学園は初の夏制覇に向けて次戦も一戦必勝で挑む。

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