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【甲子園】京都国際・中崎琉生が完封劇も…西日本短大付打線を「一番嫌だった相手」

東スポWEB 2024年8月17日 15時14分

第106回全国高校野球選手権大会の第11日(17日)第2試合は京都国際が西日本短大付(福岡)に4―0と完封勝利を収め、ベスト8進出を決めた。

エース・中崎琉生(3年)が先輩としての意地を見せた。6回まで毎回走者を背負う苦しい投球。それでも得意のスライダーを効果的に使い三振の山を築いた。

9回には一死一、二塁と再び走者を許したものの、最後の打者を三ゴロに打ち取りゲームセット。実に143球を投げ切り14三振を奪う圧巻の完封劇だった。

試合後、中崎は相手打線について「足の速い打者がいたり、追い込んでも粘られたり。自分が投手をしてきた中で一番嫌だった相手」と明かしつつも「これが甲子園なんだと。全国の舞台で全国レベルの相手と対戦することができて、自分も成長できた」と手応えを口にした。

2回戦の新潟産大付戦では2年生左腕の西村が完封勝利。後輩の投球が刺激になったようで「先に完封されたので、自分も絶対にしてやろうという気持ちでマウンドに上がれて、初回から気持ちのこもった投球ができたと思います」と先輩左腕としての意地を見せた。

小牧監督は「背番号1を背負う最上級生として、落ち着いて丁寧に投げてくれた」とエースをたたえた。

16安打を放った打線には「今年は打てないところからスタートしたので、これだけヒットが出たのが初めて」と驚きを隠せなかったが、「これだけつながらなかったのも初めて。改めて甲子園で1勝することの難しさ、勝ち切ることの難しさを学んだ」と勝って兜の緒を締めていた。

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