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ロス五輪で新競技フラッグフットボール採用 ボクシングは除外の可能性

東スポWEB 2024年8月17日 16時45分

パリ五輪閉幕から明日で1週間。米メディアはすでに4年後、自国開催となるロサンゼルス大会に目を向け、新たに加えられる競技を紹介した。

米紙ワシントン・ポストによると、新競技種目となるのは米国の〝国技〟アメリカンフットボールを簡素化したフラッグフットボール。アメフトのだいご味でもあるタックルに代わり、プレイヤーの腰に付けた「フラッグ」を取ることで、選手同士のフィジカルコンタクトを原則禁止したもの。国際オリンピック委員会(IOC)は、現在100か国以上で合計約2000万人のフラッグフットボール人口がいるとしている。

ラケットを使うインドアスポーツとして人気のスカッシュも新競技としてロス五輪でデビューする。同紙によると、アジア大会や南北アメリカ大陸の国で競うパンアメリカン競技大会、英連邦に属する国や地域で行われるコモンウェルスゲームズなどではすでに正式競技として採用されている。

また、ロス五輪で復活する野球とソフトボールに加え、過去に一度、1900年のパリ五輪で採用されたクリケットや、1904年のセントルイス五輪と1908年のロンドン五輪の2大会以来となるラクロスも再登場する。

同紙によると、ロス五輪で除外される可能性のあるのはパリ五輪で性別論争を呼んだボクシングだ。

1912年から正式種目として採用されてきたが、同競技を統括してきた国際ボクシング協会(IBA)の不透明な組織経営や不正判定など深刻な問題が浮上し、IOCはIBAに対処を求めてきたが、昨年6月、改善がみられないとしてIOCはIBAの承認を取り消した。

そのため、ボクシングの新たな国際組織が結成され、IOCがその団体を承認しない限り、ロス五輪で同競技が行われることはないという。

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