女子プロレス「マリーゴールド」の〝お騒がせ女〟ジュリア（３０）が、日本ラストマッチ（１９日、東京・後楽園ホール）で対戦する桜井麻衣（３３）を〝公開説教〟だ。
米「ＷＷＥ」への移籍が確実視されるジュリアは、日本最後の試合にスターダム時代からの弟子である桜井を指名。１７日に都内で開かれた会見では桜井から「どんな時もあなたは私の味方でいてくれた。私があなたから勝つことが最大の恩返しだと私は思ってます。１９日、私の思いを全力でぶつけさせてもらいます」と宣戦布告された。
桜井とは「ドンナ・デル・モンド」時代から２年半の間行動をともにしてきた。これまでの努力を認めたジュリアだったが「恩返し」という言葉が引っかかった。
「私、引退するわけじゃなくて、もっと上を目指して世界に挑戦しにいくわけ。今の私はデビューしてから今までで一番いい状態。勝って恩返しするっていうのは違う。私は恩返ししてほしいなんて思ってないし、そんな安易な言葉、私は好きじゃない。もっとやることあるでしょ？」と問いただす。
自身が去った後の団体を託すことを考えると、桜井の気持ちに物足りなさを感じた様子。目に涙を浮かべる桜井に向かって「勲章をつかみ取りに来て。恩返しなんて今のアンタは考える必要はない。もっと自分のことに必死になってほしい。それがマリーゴールドのためになる。勝って恩返しなんて甘い気持ちで来ないでほしい！」と声を荒らげた。
すると発奮した桜井から「私もこの数か月間、自分の気持ち的にも体力的にも成長したと思ってる。ジュリアの知らない桜井麻衣を見せつけてやるよ」と、にらみつけられた。
この言葉に満足そうな笑みを浮かべたジュリアは「楽しみにしてる。きっと桜井と、こうして向き合うのも最後かもしれないから。私もデビューしてからの、この７年間を全部ぶつけるよ」と手を差し出した。桜井もこれに応じ、２人は固い握手。最後の師弟対決から目が離せない。