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【広島】末包昇大が4番で2発 新井監督から前日にアドバイス「自分の中ですっきりした」

東スポWEB 2024年8月17日 21時9分

広島は17日のヤクルト戦(神宮)に3―6で敗戦も、4番の復調という明るい材料もあった。

久々の感触だった。1点を追う4回一死。4番の末包昇大外野手(28)は左腕・高橋が投じた低めのスライダーを泳ぎながらも見事に救い上げた。高々と舞い上がった打球は鯉党の待つ左翼席へ着弾。8号ソロは左太もも肉離れから約1か月半ぶりの復帰戦となった6日の巨人戦以来の一発となった。

末包は「最近打ててなかったので、先制されていたし、追いつくホームランを打つことができてよかったです」と気持ちよさそうにダイヤモンドを一周。復帰戦翌日の7日から無安打が続いており、実に27打席ぶりの安打が貴重な同点弾となった。

台風接近の影響で試合中止となった16日の全体練習では新井監督からタイミングの取り方を助言された。「自分の中ですっきりした」と、その手応えを実戦で生かした。

さらに4点を追う9回には、3番手・長谷川から左中間席へ9号ソロ。4打数2安打2打点2本塁打で、4番の貫禄を見せつけた。また、4回の守備では松本が放った右翼への大飛球をフェンスに激突しながら好捕。攻守で存在感を示した。

試合は先発・大瀬良大地投手(33)が同点の6回に5本の長短打を浴びて5失点。右腕は6回途中7安打5失点と不本意な内容で、3敗目(4勝)を喫した。

リーグ最下位のヤクルトを相手に痛い敗戦となったが、大砲のお目覚めは今後の起爆剤になりそうだ。

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