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【巨人】快投の井上温大 打撃で見せた〝野手顔負け〟のいやらしさ「相手が嫌かなと思って…」

東スポWEB 2024年8月18日 5時14分

巨人・井上温大投手(23)が17日のDeNA戦(横浜)に先発し、6回4安打1失点と好投。自身4連勝で6勝目を挙げた。

打線の強力な援護をもらった。井上は初回から毎回走者を出しながらも、失点は3回に梶原の適時打による1点のみ。この回以外は二塁も踏ませない投球でDeNA打線を封じ込め、打線も4回までに一挙9得点でセーフティリード。自身も適時打を2本放つなど〝二刀流〟の活躍で6勝目を確かなものとした。

阿部監督からも「頑張りましたね。打線の援護もある試合が多いんだけど、いい投球をしてもなかなか点を取ってもらえない投手もいる。そういうところはツイているのかなと思います」と称賛された左腕は「先に点を取ってもらえると、どんどんゾーンで勝負できますし、打たれてもいいと思って投げていました」と投球を振り返った。

打者としても〝技術〟を発揮した。投打で大谷翔平顔(ドジャース)を想起させる活躍を見せた井上は、打席で細やかな動きを見せていた。

「自分が投げていて嫌な構えを考えて、打席をパッと外したりとか。今日も(2打席目で)カウント3―2になって、打席のすごい近くに立ったんですけど、それも相手が嫌かなあ、と思って…。どうせ三振するなら、相手が嫌なアウトのなり方になろうと思って考えています」(井上)

投手だからこそ分かる「いやらしさ」を打席で実践する若き左腕。今後は投球以外の働きも注目されそうだ。

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