ジャーナリストの安藤優子氏が１８日放送のフジテレビ系「ワイドナショー」に出演し、岸田文雄首相が自民党総裁選への不出馬を表明したことについて語った。
安藤氏は２０２１年の前回総裁選時に岸田首相にインタビューしていた。首相について「聞く力を強調されていた。共感力はあると思うけど、聞いてばかりで実行に移されていない印象を国民に与えたかな」と分析。「聞く力はいいけど、それをどういうふうに（実行）したかというアピール力は弱かったと思う」とみている。
首相は１４日の不出馬会見で、政治資金パーティーの裏金事件が起きた後、責任を取ることを考えていたと語った。安藤氏はこの会見を見て、拍手したという。
「（総裁の）任期満了で自分が（総裁選に）出ないと。ボロボロになって途中で投げ出して辞めたと言われるより、意地でボコボコにされても任期満了で出ないで、君たち新しい総裁のもとで頑張ってくれたまえと言ったという。今回の決断は良かった。初めて『良かった』って会見を見ながら拍手した」と語った。
安藤氏は、首相が任期満了までやり抜き、退陣する決断を〝実行〟したことを評価したようだ。