ソフトバンクに新加入したジーター・ダウンズ内野手（２６＝前ヤンキース３Ａ）が１８日、みずほペイペイドームで入団会見に臨んだ。２年目オプション付きの単年契約、年俸は５０万ドル（約７４００万円）。遊撃を本職とする内野手で、球団は後半戦の戦力として期待しつつ、来季以降を見据えて獲得に至った。
母がヤンキースの伝説的ショートだったデレク・ジーターの大ファンで、導かれるように野球の道を進んできたコロンビア出身の２６歳。「なんでも受け入れる準備がある」と異国での挑戦に意欲を示すとともに、日本野球へのリスペクトを強調した。
ＮＰＢ入り、ソフトバンク入団に際し、元鷹戦士でかねて交流のあったニック・マルティネス投手（３４＝レッズ）に連絡を入れて力強い後押しを受けた。ホークス入りの決め手については「日本野球のレベルの高さ」を挙げた上で「大谷翔平選手（ドジャース）を見ていれば分かる。（大谷らを輩出した）レベルの高いＮＰＢのチームからオファーをもらったことはすばらしいチャンスだと思った」と真剣な表情で語った。
くしくも、大谷は現地１７日（日本時間１８日）のカージナルス戦で〝メジャー全３０球団制覇〟となるリーグ単独トップの３８号ソロを放った。あの大谷を生んだＮＰＢとは――。メジャーにおける日本野球の見方が大いに変わりつつあることをうかがわせた。（金額は推定）