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【阪神】救援の伊藤将司が大炎上 岡田監督の勝負手は裏目「何もないで。聞くことあるか?」

東スポWEB 2024年8月18日 17時39分

阪神・伊藤将司投手が18日の中日戦(バンテリン)の4回に救援登板するも、1イニングを5安打1四球4失点の大炎上。甘く入った球をことごとく痛打され、竜打線の餌食となってしまった。背番号27の背信が大きく響きチームは4―8で完敗。引き分けを挟み痛恨の3連敗を喫してしまった。

岡田彰布監督(66)の勝負手は完全に裏目に出た。

2―3と1点ビハインドの4回の攻撃。二死一、二塁の好機で先発投手の大竹に打席が回ってきたが、ここで指揮官は3回5安打3失点と精彩を欠いていた左腕に見切りをつけ、ゲーム序盤ながら代打・渡辺を打席に送る。渡辺は初球のツーシームを打ち損じ遊ゴロで3アウトチェンジ。その裏のマウンドに2番手として送り込まれたのが伊藤将だった。

入団から3年間、先発ローテの座を託されてきた伊藤将だけに〝第2先発要員〟としてゲームを落ち着かせる役割を期待されていた。だが、6番・山本→7番・木下と続く相手下位打線に連打を許し一、二塁とすると、次打者・村松には簡単にボール球を見極められ四球。あっという間に満塁の大ピンチを背負ってしまう。

打席には相手先発投手の大野。ここは確実にアウトカウントを増やしたいところだったが、ど真ん中に入った4球目の直球を捉えられ左前適時打を献上。虎党が陣取る左翼席にはタメ息が充満した。

それでもブライトを空振り三振。岡林を浅い中飛に打ち取り何とか二死までこぎつけた。だが次打者・高橋と細川には2者連続で中前適時打を浴び。この回だけで4失点。スコアも2―7と一気に突き放された。試合後の岡田監督は「何もないで。聞くことあるか?」と怒りを通り越した笑みを浮かべ、伊藤将について問われても「1イニングで4(失)点やんか」と突き放すのみだった。

ベンチからの期待に応えることができなかった左腕は「点差が縮んだ中、あの失点は痛かった。先頭(打者)をもっと大事にしなければならなかった」と肩を落とし、球場から引き揚げた。

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