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【スターダム】中野たむ 渡辺桃にも敗れ…泥沼4連敗「その脚で赤いベルト戦、本当にやるの?」

東スポWEB 2024年8月18日 18時54分

女子プロレス「スターダム」の中野たむが絶不調だ。シングルの祭典「5★STAR GP」レッドスターズBブロック公式戦(18日、神戸)では極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」の渡辺桃(24)と対戦。ともに開幕3連敗で、既に敗退が決まった者同士の対決となった。

ヘイトのセコンドにはリーダーの刀羅ナツコをはじめ、上谷沙弥と琉悪夏が就いた。いきなりプランチャを狙った中野だが、コーナートップに上がったところを極悪軍セコンド陣に引きずり下ろされてしまう。

さらに渡辺のバットで左ヒザを殴打されて悶絶。蹴り、踏みつけ攻撃、ヒザ十字固めを左脚に集中され、苦しい時間帯が続いた。何とかエルボーで反撃を試みるが、脚に力が入らず崩れ落ちてしまう。さらに介入した刀羅により、ヒザから鉄柱に叩きつけられてしまった。

それでもフライングボディーアタック、ジャーマン、スピンキックで意地を見せ、10分過ぎにはプランチャを成功させる。さらに「あー!!」を気合の雄たけびを上げてバイトレットスクリュードライバーを決めるが、琉悪夏がプラスチックケースをレフェリーに投げつけてカウントを阻止されてしまった。この隙に刀羅からバットを受け取った渡辺に強烈な一撃をくらい、グランド・デス・ロックで捕獲され、敗れた。

これで開幕4連敗。3連敗を喫し、脱落が決まった15日の後楽園大会では刀羅からワールド王座の次期挑戦者として逆指名を受け、リーグ戦の優勝決定戦と同日となる31日の東京・武蔵野森総合スポーツプラザ大会での王座挑戦が決まったばかりだ。

大ブーイングに包まれた会場で渡辺から「もう前に進めないねえ。残念だねえ」と吐き捨てられると、刀羅からは「私の敵はヘイト全員の敵だ。その脚で赤いベルト戦、本当にやるの?」と左脚を蹴りつけられた。

中野は「私は絶対にあきらめない。この脚が折れようと、心は絶対に折れない。中野たむが赤いベルトのチャンピオンに返り咲く。みなさん、どうかたむを信じてください」と目に涙を浮かべて訴えたが、消化試合となるリーグ戦も稲葉ともか(23日、仙台)と星来芽依(25日、山形)の2試合が残っている。果たして真夏の祭典を完走し、ワールド王座戦の舞台にたどり着けるのか。

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