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【ソフトバンク】2年目・松本晴の快投で70勝一番乗り 1か月以上「連敗なし」でマジック23

東スポWEB 2024年8月18日 20時4分

パ・リーグ首位を快走するソフトバンクは18日のロッテ戦(みずほペイペイ)に2―1で競り勝ち、9カード連続の勝ち越しを決めた。両リーグ最速で70勝に到達し、貯金は今季最多タイの35。優勝マジックは一気に2つ減って23、2位とのゲーム差は今季最大の13となり、今季108試合目にしてシーズン負け越しがなくなった。

疲労度が増す真夏のペナントレースで、鷹が1か月以上「連敗なし」で駆け抜けている。この日もニューヒーローが輝いた。プロ2年目左腕の松本晴投手(23)が5回2安打無失点の好投で、うれしいプロ初勝利。5回に牧原大が決勝の1号ソロを叩き込み、勝利投手の権利をつかむと、救援陣がリードを守り切った。初めて上がったお立ち台では「9回は緊張して見ていたんですけど、すばらしい投手たちに支えてもらって1勝をもらえた」と僅差のゲームでつかんだ勝利を喜んだ。

今季は故障で出遅れたシーズンだった。だが、リハビリ期間中に自らと向き合い進化。名伯楽の倉野チーフ投手コーチがファームでの復帰戦の投球を見て「衝撃を受けた」と目を見張るほど球威と球速をアップさせ、大事な後半戦で一軍戦力に加わった。

新戦力の台頭はチームに活力を与える。黒星発進した今季最長9連戦を6勝3敗で締め、8月戦線もここまで11勝5敗と順風満帆だ。小久保監督は試合後「(9連戦2カード目の所沢遠征では)台風の影響で寝不足の試合もあったが、選手たちがよく頑張って、9連戦はいい戦いができた」と目を細めた。20日からは仙台―北海道と続く1週間の遠征が控えるが、いい流れを持続して意気揚々と敵地に乗り込む。

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