【女子ボートレーサー・インタビュー 登みひ果(24=兵庫)後編】
――6月に三国で初の予選突破。続く住之江でも連続で準優に進出
登 三国は正直、展開が毎回巡ってきたという感じでした。住之江は結構、旋回で自分で着を取れたかなと思いますし、自信につながりました。
――師匠の和田拓也選手の影響は大きい
登 師匠がいることでペラ調整でもレースでも安心できますし、レースに対しての考え方も絶対にいい方に変わってると思います。
――和田拓也選手を師匠に選んだ理由は
登 デビュー前から練習に来ていただいて、デビューしてからは同じ節にあっ旋された時にレース場での仕事をひそかに見させてもらって、考え方とかも教えていただきたいなと思うようになりました。考えに考えた末に「絶対に拓也さんやな」って思いました。
――師匠の尊敬しているところは
登 一つの考えにとらわれないというか〝絶対〟がないというところです。毎節毎節エンジンを出してくるイメージですし、苦戦しても最終的に答えを出して帰ってくる。自分も調整に関して固定概念を持つなと言われているのですが、そこは尊敬しています。理想とするレーサーも拓也さんです。
――印象に残っているレースは
登 びわこでまくり差しで2勝目(2023年11月15日4R5号艇)を挙げた時ですね。拓也さんに見てもらうようになって1節目で、アドバイスをもらって、それを忠実にやったらああなったという感じで。うれしかったし、まくり差しのイメージをつかめたレースでもありました。しっかり艇間を取って旋回することなどを教えてもらいました。
――自分のアピールポイントは
登 握って行きたいとは思ってます。まくり差しが一番好きなんですけど、そこでいいハンドルを入れられたらいいんですけどね。
――舟券の買い時は
登 展示タイムが出てる時かな。タイムが出てる時は足がいいと思うので。あとは展示で乗りやすそうにしてる時でしょうか。
――休日の過ごし方
登 同期とご飯に行ったり電話で話したりしてます。特に仲がいいのは大広咲季(香川支部)で一緒に旅行に行ったり、お互い行き来したり。同期はみんな仲が良くて情報共有もしたりするし、いいライバルという感じですね。
――同期には大阪支部の新鋭として注目を集める石本裕武もいる
登 毎日練習に行ってるみたいですし、レースに対する姿勢とか刺激になっています。
――最後にファンへメッセージを
登 応援してもらえるように一走一走、頑張りたいです。特に地元の尼崎は一番練習させてもらってるし、まだ1着を取れてないのにFだけしてしまってるので…。恩返しをしたいので、地元で活躍したいという気持ちは大きいです。