Infoseek 楽天

【卓球】陳夢への中指、誹謗中傷が物議の中国 卓球協会が声明「法的責任を追求する」

東スポWEB 2024年8月19日 15時35分

パリ五輪でファンによるライバル選手への誹謗中傷が問題となったことなどを受け、中国卓球協会が声明を発表した。

卓球女子シングルス決勝では、東京五輪金メダルの陳夢(中国)が世界ランク1位の孫穎莎(中国)を4―2で下し、2連覇を達成した。名勝負となる一方で、孫の熱烈なファンが中指を立てる暴挙に出るなど、陳への悪意が物議を醸した。

さらに中国SNSのウェイボーでも陳夢勝利に不満のファンが暴挙。罵詈雑言や「あなたは、全国民の夢をぶち壊した」などと誹謗中傷が殺到。ウェイボーの管理者が当該アカウントを停止したり、警察が逮捕する事態となっていた。

近年、中国のスポーツ界では熱狂的なおっかけグループが社会問題となっている。こうした状況を受け17日、中国卓球協会は声明を発表。「最近、公安機関は関係部門と協力し、法律に基づいてスポーツ分野におけるファングループの違法・犯罪活動を取り締まっている。この点に関して、中国卓球協会は断固たる支持を表明し、あらゆる違法かつ犯罪行為を強く非難する」と、取り締まりに支持を表明。

さらに「ファングループの混乱は、中国卓球チームの練習と競技に深刻な支障をきたし、選手、コーチ、監督の仕事、生活、家族に極めて悪影響を及ぼす。また、マイナスの社会的影響も及ぼしている。サイバースペースやその他の公共の場所における中国卓球チームやそのメンバーに対する暴言、中傷、名誉毀損、その他の悪意のある攻撃については、当協会は法律に従って証拠を収集し、関連組織や関係者の責任を追及する」と法的手段を辞さない強い姿勢を示した。

取り締まりに本腰を入れているようだ。

この記事の関連ニュース