ロシア検察は、米国に拠点を置く非政府組織「クルーニー正義財団」の活動は「望ましくない」と宣言した。ロシアメディア「メドゥーザ」が19日、報じた。
ロシア検察は、財団について「ハリウッド規模でロシアの信頼を失墜させることを目的とした活動」を行っていると述べた。この組織は、禁止されている過激派団体やテロ組織のメンバーだけでなく、「国を離れた偽の愛国者」も支援していると検察は主張している。
プレスリリースには「人道的思想を装って、マディソン街の『正義の戦士たち』がロシアの最高指導部を刑事訴追する取り組みを推進し、外国工作員やNGOに対するロシアの法律について否定的な疑似専門家の評価を公に広めている」と記している。
クルーニー正義財団は、弁護士のアマル・クルーニーと夫でハリウッド俳優のジョージ・クルーニーによって2016年に設立された。財団の公式目標は、特に権威主義国家において「正義のために戦い、人権侵害に対する責任を要求する」ことだという。この基金は世界40か国以上で活動している。とりわけ、クルーニー正義財団はウクライナでの戦争犯罪を調査している。