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【阪神】岡田監督が先発ローテ大改革 どう出る「右左右」から「右右右→左左左」へ

東スポWEB 2024年8月20日 5時9分

打開策となるか――。4カード連続で負け越している阪神が先発ローテーションに大改革を施す。

18日までの中日戦(バンテリン)に2敗1分けで首位を走る広島とは5ゲーム差に広がった。打線が息を吹き返した一方で、前半戦のチームをけん引した先発陣は疲労を隠せず投壊状態となっている。今季9勝を挙げて〝エース格〟となった才木は、6日のヤクルト戦(神宮)で6回4失点、13日の巨人戦(東京ドーム)も5回5失点と苦戦。昨季MVP右腕・村上も17日の中日戦(バンテリン)で5回途中8安打3失点、5四球と制球が定まらず、18日に今季初の登録抹消…。昨季10勝左腕・伊藤将も中継ぎへ転向となった。

そんな中、岡田彰布監督(66)はローテに大胆なメスを入れて低迷脱却を目指す。開幕から右腕―左腕―右腕のローテを〝基本形〟としていたが、20日からのヤクルト3連戦(京セラ)では才木、西勇、青柳と右の3投手で臨み、23日からの広島3連戦(マツダ)は高橋、大竹、さらには高卒2年目・門別と左腕3人で挑む可能性も浮上。球団初の連覇へ望みをつなぐため、あの手この手で勝利をもぎ取るつもりだ。

開幕投手を務めながらも二軍調整を続けていた青柳は、5月31日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来のマウンドに向け「一軍で投げれることはうれしいし、やっと回ってきたチャンスなので。2、3か月前から準備はできてますし、(二軍戦での)ボールは良かったのでしっかり投げたい」と腕をぶした。

すでに自力優勝の可能性が消滅し、広島、巨人との〝三つどもえ〟からドロップアウトしつつある岡田阪神だが、チャンスが完全についえたわけではない。一つひとつ白星を積み重ね、上位浮上を狙いたいところだ。

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