女子プロレス「マリーゴールド」の林下詩美（２５）が、同団体での初の勲章取りに燃えている。
初開催となるシングルリーグ戦「ドリーム・スターＧＰ」（３１日、大阪で開幕）は全１６選手が参加し、２ブロック制で行われる。２０日に都内で行われた会見には、１４選手が出席。
ドリームリーグにエントリーされた詩美は「マリーゴールドに来てエースになると言い続けてきましたが、今ここまで何も大きなものを残せていない。今年初開催されるシングルの祭典で優勝して、私のための道を自分で切り開きたいと思っています」と強い決意を口にした。
スターダム時代は団体最高峰のワールド王座を戴冠し、２１年度のプロレス大賞「女子プロレス大賞」を受賞。業界のトップに立った。だが、今年５月に旗揚げしたマリゴではタイトル獲得はおろか、世界が注目した７月１３日の両国大会ではＷＷＥのスーパースター、イヨ・スカイとのシングルで敗れた。
ともにスターダムから移籍したジュリアは米ＷＷＥ挑戦が決定的で、ＭＩＲＡＩと桜井麻衣はタッグのツインスター王座を獲得している。そのため「林下詩美として成果を形にできていないことに考えるところがある。それもあって、私が必ず結果を残さないといけないなと思います」と繰り返し訴えた。
スターダムでは夏の祭典「５★ＳＴＡＲ ＧＰ」の優勝実績があり、この季節は得意中の得意。「夏と言えば最高の夏女、林下詩美。最高の夏をお届けします」と予告した女子プロ界の逸材が、シングルの頂点に立つ。