ついに天罰だ。女子プロレス「スターダム」の〝闇に落ちた不死鳥〟上谷沙弥（２７）が、くせ者に足をすくわれた。
開幕３連勝中の真夏の祭典「５★ＳＴＡＲ ＧＰ」ブルースターズＢブロック公式戦（２０日、エディオンアリーナ大阪第２競技場）では、鹿島沙希（３１）と対戦。さっそく場外に誘いこんだ鹿島を鉄柱に激突させると、リング下に隠しておいたパイプイスを投入。イスの上でふんぞり返った。
怒りで突進してきた鹿島の足を引っかけ、顔面からイスに衝突させるあたりはさすがだ。その後も髪をつかんだり、口をふさいだりのやりたい放題で「バーカ」と罵倒しながら恒例のあっかんべーポーズを決めた。
相手の反撃もあっさりかわすと「終わり！」と予告してスタークラッシャーへ。一度は防がれたが、すぐに回し蹴り一閃。無理やり起こし２発目を狙うが、急に息を吹き返した鹿島に体を入れ替えられ、起死回生で丸め込まれてしまった。試合タイムは６分４５秒だった。
逆転負けの事実を知った上谷は、試合後も大暴れ。村山大値レフェリーに張り手を見舞うと、鹿島にもストンピングを浴びせ、怒りの表情でリングを後にした。
マイクを握った鹿島からは「お前が変わったって、何したって、私はお前の背中を見て逃げることはしねえんだよ。誤算だったな。私は鹿島沙希のプロレスで、同じようにまたスリーカウントを取ってやるからな」と屈辱的な言葉を浴びせられた上谷。この日、八神蘭奈に勝利した世羅りさと並び首位はキープしたものの、手痛い１敗になりそうだ。