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【阪神】才木浩人が初の2桁勝利到達 連敗ストッパーも「任せてください」

東スポWEB 2024年8月20日 23時14分

阪神・才木浩人投手(25)が20日のヤクルト戦(京セラ)に先発し7回無失点の好投。自身初の2桁勝利となる10勝目(3敗)を挙げ、引き分けを挟んだチームの連敗を3で止めた。

立ち上がりの初回を三者凡退で切り抜けると、その裏にさっそく味方打線から3点の援護をプレゼント。だが「0―0の気持ちで投げました」と気を緩めることはなかった。最速154キロの直球を軸にカーブ、フォークを効果的に使ってアウトを重ねる。3点リードのまま迎えた7回は村上、オスナを連続三振に仕留めるなど球の勢いが落ちることはなかった。

その後、宮本、松本に連続四球を与えたのは反省だが、続く岩田を初球の直球で左飛に退けてお役御免。岩崎、岡留の救援を仰ぎ、最終的に8―3のスコアとなったが、先発投手に勝ち星が付いてチームも5カードぶりの初戦白星となった。

「前回、前々回とひどい投球をしてしまった。何が何でも勝てるようにと思って投げました」

前回は13日の巨人戦(東京ドーム)に先発し5回5失点の乱調。4回までに5点の援護をもらいながら勝利投手を逃した。この日の相手は前々回、6日に対戦したヤクルト。その試合では山田に同点3ランを浴びるなど6回4失点で降板しており、チームもサヨナラ負けと嫌な記憶が残っていた。

ただ、25歳の右腕は失敗を糧に変えた。前回登板から疲労回復を最優先にして登板に備えた。才木にとって連敗中の登板は今季7度目だったが、過去と同様に今回もストップしてみせた。

「俺で止めるという気持ちでいっています。任せてください」

この日は首位の広島も勝利したため、5ゲーム差は変わらない。数字上は厳しい状況だが、もちろん諦めている選手は誰もいない。「これからまだ続くの次の試合、また次の試合と準備していければ」。自らの右腕でチームを連覇に導く。

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