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【日本ハム】CSファーストステージ「本拠地開催」に〝日程の壁〟 球団関係者は西武の奮起を期待

東スポWEB 2024年8月21日 11時41分

パ・リーグ2位の日本ハムが3位・ロッテとCSファーストステージの「本拠地開催」に向けて激しい火花を散らしている。

20日に敵地・ZOZOマリンスタジアムで行われた直接対決は5―3で逃げ切り、連敗を3でストップ。首位を独走するソフトバンクとは12ゲーム差でマジック「23」を点灯させており、焦点はロッテとの2位争いに移りつつある。

今季のロッテとは日本ハムが15勝6敗1分けと圧勝中。直接対決の3試合を残し、すでに勝ち越しを決めている。ただ、貯金の多くは本拠地で稼いだもの。エスコンフィールド北海道では9勝3敗。ZOZOマリンでも6勝3敗1分けとまずまずだが、ファーストステージは「収益面を考えてもエスコンで開催したい」というのが球団関係者の総意といわれる。

ところが、そんな球団の思惑に水を差す問題が浮上している。残りの対戦カードがロッテに比べてあまりにも不利な状況なのだ。残り34試合のうち、パの全球団に勝ち越しているソフトバンクとの対戦が9試合もある。一方で、ロッテのソフトバンク戦は4試合だけで、今季14戦全勝と〝カモ〟にする西武戦を11試合も残している。シーズン終盤にロッテが白星を量産する確率が高いだけに、日本ハム関係者も「日程だけを見ればウチの方がどう考えても分が悪い」と頭を抱えている。

さらに、別のチーム関係者も肩を落としながらこうつぶやいた。

「以前から今季のパ・リーグ日程は偏りが激しく問題視されていましたが、まさかここにきてウチがこれほど日程面で苦しめられるとは思いませんでした。圧倒的な戦力を誇るホークスに今後大きく勝ち越すことは非常に難しいと思うので…。あとは他力本願になりますが、西武に奮起してもらいロッテ戦に一つでも多く勝ってもらうことを祈るしかないですね」

この日の勝利でロッテを1ゲーム差に突き放したが、とても安心できる状況ではない。〝日程の壁〟を乗り越え、死守できるのか。

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