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関口まい 父・桂ざこばさんのお別れ会で気丈にあいさつ「父も大変喜んでいると思います」

東スポWEB 2024年8月21日 22時29分

女優の関口まい(41)が21日、大阪・サンケイホールブリーゼで行われた「桂ざこば お別れ会」で出席し、6月12日にぜんそくのため亡くなった父で落語家の桂ざこばさん(享年76)の生前の思い出を語った。

35度の猛暑日にもかかわらず、故人と親交の深かった池乃めだか、なるみ等、約400人の関係者や著名人が出席。米朝事務所の滝川裕久社長が一人ひとり丁寧に出迎えた。

出囃子が鳴り、静まり返った会場の幕が開くと、そこにはとびきりの笑顔のざこばさんの遺影が掲げられた。その下に米朝一門の結び柏の定紋がかたどられた献花台がしつらえてあった。

まいは涙をこらえつつ「父、桂ざこばのお別れ会にご参列いただきまして、ありがとうございます。こんなにたくさんの方が来てくださり、父も大変喜んでいると思います」と感謝。

今回の会場にも思い出がある。

「当時ビルの上から垂れ幕があり、そこには〝桂ざこば独演会〟と大きな字が書かれていて。父はそれを指さして『ええもんやろ、これがお父ちゃんの自慢やねん』と大変喜んでおりました」

17年にざこばさんが脳梗塞を患ったあとは「『もう一回、高座にあがるんだ』とリハビリを一生懸命頑張った」が、病気の後遺症で落語を忘れてしまっていたという。

「弟弟子さん、そして自分のお弟子さんに反対にお稽古をつけてもらうようになって。『ちゃーちゃん(故桂米朝さん)に教えてもらった落語が消えてしまったということが、お父さんたまらんねん』と申しておりました。そのくらい父は米朝師匠の事が大好きだった」と振り返った。

最後に「もし(ざこばさんに)心残りがあるとすれば、(桂ひろば、桂ちょうば、桂そうばの)襲名のことだと思います。お兄ちゃんの襲名の時には支えてください」とし、深く頭を下げた。

襲名披露は、来年3月19~20日の同会場を皮切りに、その後「東京・京都・大阪」でも行われる予定だ。

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