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【阪神】西勇輝が史上7人目の両リーグ50勝達成「無事にいけてよかったです」

東スポWEB 2024年8月22日 0時23分

熟練投法がキラリと光った。阪神・西勇輝投手(33)が21日のヤクルト戦(京セラ)に先発。6回4安打3失点とクオリティースタート(先発で6イニング以上を投げて自責点3以下)の内容で粘投し、プロ野球史上7人目となる両リーグ50勝を達成した。今季6勝目を飾り、セ3位のチームも10―4で連勝し5カードぶりの勝ち越し。首位・広島とのゲーム差を4に縮め、2位・巨人も含めた首位戦線にとどまった。

西勇は4回まで四死球での走者は許したものの、無安打投球。5回に初安打を許したが、序盤からの大量援護を追い風にマウンドでは冷静沈着な姿勢を貫いた。

試合後は「初回の点数と2回の点数(計6点)で(ファンの)みんなが勝ったと思っている状況で投げるのが難しかったですね。(両リーグ50勝は)達成している人の数が7人と少ないのでね、無事にいけてよかったです」と振り返った。

今季でプロ16年目。オリックスで74勝、阪神で50勝を積み重ねてきた。その秘訣について問われると「勝ち星を意識しなかったこと」と言い切った。

ローテをしっかり守って投げること。加えてチームが勝つことを最優先する。その上で長いイニングを投げ、自身に白星も付けば「なお良し」という考え方だ。

今季は2000投球回も達成した。この日の投球では両リーグ50勝に加え、連続試合先発登板を「294」とし、三浦大輔と並ぶNPB3位の記録もマーク。残り30試合とペナントレースは佳境に入ってきたが、こんな時こそ経験豊富なベテランの力が必要になってくる。

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