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井上尚弥が巨大化した! 〝計量後に12キロ増える男〟ドヘニーKOへ肉体改造

東スポWEB 2024年8月22日 5時9分

モンスターが〝巨大化〟した。ボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王座戦(9月3日、東京・有明アリーナ)でWBO同級2位TJ・ドヘニー(37=アイルランド)の挑戦を受ける同級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)が21日、横浜市内の所属ジムで公開練習を行った。筋量が増えたというパワーアップした肉体で、試合当日に大幅増量するドヘニーをKOすることを義務付けた。

海外大手ブックメーカーのオッズは井上勝利が1・02倍と楽勝ムードが漂う一戦。だが、井上は気を抜かないことを意識し、「一番よく練習したなという自負があるぐらい」というほどフィジカルトレーニング、スパーリングなどを重ねた。

その成果はX(旧ツイッター)上で「体つきが違うように見える」とつぶやくほどで、この日は「筋量が少し増えているのかな」と説明。練習で見せた肉体は肩から背中がたくましくなっているように見えた。

ドヘニーは2023年10月に日本で行った試合では当日計量から12・6キロも増量した体で相手を重い強打一撃により葬るなど3連続KO勝利中で、井上も「体がでかい」と警戒する。父の真吾トレーナーは井上の巨大化を「それ(ドヘニーの体格)を意識したわけではない」と説明したが、所属ジムの大橋秀行会長は「スーパーバンタム級の体になってきた。筋肉の質が変わってきている」とパワーアップを感じ取っている。

また、大橋会長は「10キロ以上増えても、強いのは3ラウンドぐらい。長丁場はダメだと思う」と指摘。井上自身は「判定決着は許されない。その中で流れをしっかり作って、仕留めるべき瞬間に仕留められるのがベスト」とKO勝利を義務付けた。文字通りの〝巨大な敵〟を吹っ飛ばせるか。

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