２０２２年北京冬季五輪フリースタイルスキー女子の金メダリスト・谷愛凌（中国）が、ネット上で誹謗中傷するアンチファンに対して真っ向から反論し、話題となっている。
米国人の父と中国人の母を持つ谷は、北京五輪フリースタイルスキーのビッグエアとハーフパイプで金メダルを獲得。中国を代表する大スターとなった。一方で二重国籍を疑われたり、中国で大金を稼いでいるなどといった批判も飛び交い、物議を醸した。
中国メディア「新浪体育」などによると、パリ五輪が終わったタイミングで谷はＳＮＳ上にビデオを投稿。「（私は）過去５年間で中国代表として４１の世界大会に出場し、中国のために３９個のメダルを獲得し、代表チームに３人のヘッドコーチを紹介し、代表チームにフリースタイルスキーを寄贈し、中国や女性のために世界で声を上げた。アンチファンは国のために何をした？」と記した文字とともにコミカルにダンスを踊った。
また「最高の自分になって、世界をより良い場所にしてください。アンチファンはとても機嫌が悪いので、外に走りに行ったらどうですか？」とも書いている。
このまっとうな反論は話題となり、中国「ウェイボー」のトレンドに。ファンからは「あなたは正しい」「アンチファンは無視してください」などと、賛同の声が上がった。
パリ五輪期間中には中国でも多くの誹謗中傷がネット上を飛び交い、問題となっている。