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26年3月WBC連覇任せろ大谷翔平ジャパン!2年連続「SHO TIME」日本で目撃だ!

東スポWEB 2024年8月22日 11時9分

ドジャースの大谷翔平投手(30)が侍ジャパンで連覇を目指す――。2026年3月に開催される第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドの組分けが21日に発表された。注目は23年の前回大会で投打の柱として14年ぶりの世界一奪回に貢献した大谷だ。投手としては来季復帰見込みのため未知数だが、打者として確実にスケールアップしている。驚異の打球速度、飛距離に世界の野球ファンの視線はくぎ付けになるだろう。大谷ジャパンが待ちきれない。

前回王者の日本は東京ドームで行われるC組でオーストラリア、韓国、チェコ、予選通過チームと対戦することが決まった。1次ラウンドは今後行われる予選の通過チームを加えた各組5チームによる総当たり戦。東京プールは3月5~10日の日程で、日本は6日が初戦で予選通過チーム、7日に韓国、8日にオーストラリア、10日にチェコと戦う。

日本が勝ち上がれば、ベネズエラやドミニカ共和国など強豪国が入ったD組を勝ち抜いたチームと米フロリダ州マイアミのローンデポ・パークで対戦する。準決勝は15日か16日、決勝は17日に同球場で行われる。

2年後のことだけにメンバーは当然、未定。そんな中、確実視されるのは大谷だ。前回大会でMVPに輝き、優勝会見で「次の大会は3年後なので、そこで立ち位置をキープする、もっともっと素晴らしい選手になれるように頑張っていきたい」と出場意欲を語っていた。言わば大谷ジャパン宣言だ。

大谷は今や、MLBの顔で影響力は大きい。前回大会の入場者数は過去最多の130万6414人と17年大会から20%増加、米経済誌フォーブスによると、FOXなどが中継した日本と米国の決勝の合計平均視聴者は17年大会の最高記録から69%増と成功したことに加え、MLBが世界戦略の一環としてWBCに力を入れているため、故障でリハビリ中などの制限がない限り、ドジャースも認めない理由はない。

昨年9月に右ヒジを手術した影響で投手復帰は来季の見込み。投打二刀流は不透明であるが、1度目の右ヒジ手術から実質復帰となった21年は9勝をマーク、翌22年は15勝を挙げて規定投球回に達していることから、復帰2年目、万全の投手・大谷を期待できそうだ。

打者としてはメジャー最強クラスにスケールアップしている。現地時間20日時点で39本塁打はナ・リーグトップだ。打球速度113マイル(約182キロ)以上の本塁打13本は同一シーズンでは17年スタントン(マーリンズ)の18本、同年のジャッジ(ヤンキース)の15本に次いで歴代3位で、更新する可能性も十分。また、飛距離も規格外で今季最長の476フィート(約145メートル)はメジャー3位だが、440フィート(約134.1メートル)以上11本はジャッジの8本を上回っている。

WBCは不確定であるが間違いないのはドジャースが25年の開幕戦を日本で行うということ。つまり、2年連続で大谷を日本で目撃できる可能性があるのだ。もっともチケットはプラチナ化して超争奪戦は必至だが、今季の開幕戦が韓国で開催されて悔しい思いをした日本のファンにとっては期待できるだけでもたまらない“プレゼント”だ。

23年の前回大会で侍ジャパンは決勝で米国と対戦し、9回にマウンドに上がった大谷がエンゼルスのチームメートで米国代表の主将を務めていたトラウトを空振り三振に仕留め、世界一を奪回。野球ファンが熱望していた夢対決はWBC史上最高の名勝負と呼ばれている。さらに進化した大谷はWBCを舞台に投打で新たな伝説を見せてくれるだろう。楽しみだ。

宿敵・米国はメキシコ、イタリア、英国と同組

○…1次ラウンドは今後行われる予選の通過チームを加えた各組5チームが総当たりで戦い、上位2チームが準々決勝に進出。13日と14日に米フロリダ州マイアミのローンデポ・パークと米テキサス州ヒューストンのミニッツメイド・パークで行われる。準決勝は15日と16日、決勝は17日で、ともにローンデポ・パークが舞台となる。

他の組は次の通り。

▽A組(プエルトリコ・サンフアン)プエルトリコ、キューバ、カナダ、パナマ、予選通過チーム

▽B組(米ヒューストン)米国、メキシコ、イタリア、英国、予選通過チーム

▽D組(マイアミ)ベネズエラ、ドミニカ共和国、オランダ、イスラエル、予選通過チーム

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