ボクシングの世界スーパーバンタム級４団体統一王者・井上尚弥（３２＝大橋）は、ＷＢＯ同級２位Ｔ・Ｊ・ドヘニー（３７＝アイルランド）との防衛戦（９月３日、東京・有明アリーナ）に臨む。
海外メディア「スポーツ・キーダ」は井上について「日本のノックアウトアーティスト」と紹介し「ドヘニーは決して劣るボクサーではないが、井上に勝てるほどの実力はない。スピード、キレのあるボクシング、破壊的なパンチ力を兼ね備えた井上にとって、アイルランド人はまさに一撃必殺のボクサーだ。試合当日になれば、比較的簡単に倒せるはずだ」と指摘。挑戦者を圧倒するとの見通しを示した。
今回の対戦は、マッチメークの段階から疑問の声が出ており、米メディア「ボクシングニュース２４」はかねて「ファンは直近９試合のうち、４試合に負けているドヘニーと井上が戦うことに興味がない」「ミスマッチだ」「すでに全盛期をすぎている」「井上を倒す脅威ではない」と報じていたように、大きな〝力の差〟を指摘していた。
それだけに「ドヘニーは抵抗するだろうが、最終的には井上に敗れることになる。井上は文句なしにスーパーバンタム級の王座を守る」と伝えた上で「井上がノックアウトで勝利」と予想していた。