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DAZN巡る違法視聴問題がスペインにも飛び火 バルサ至宝が「出場停止処分の危機」=仏報道

東スポWEB 2024年8月22日 17時59分

サッカーのフランスリーグで動画配信大手「DAZN」の利用料金が高額すぎるとして約100万人とみられる〝違法視聴〟が発生した問題が、スペインにも飛び火した。

フランスではサッカーリーグの放映権をDAZNが獲得して今夏に配信を開始。だが制限なく視聴できるプランが月額39・99ユーロ(約6540円)など利用料金が高額すぎるとしてファンやサポーターが猛反発し、ルアーブル―パリ・サンジェルマン(PSG)戦を筆頭に開幕節で違法視聴が続出した。その数は約100万人に達したとフランスメディアが一斉に報じ、波紋が広がっている。

そうした中で、フランスメディア「ラ・デペシュ」は「テレビ放映権をめぐる議論がサッカー界に火をつける中で、バルセロナのFWフェルミン・ロペスは、自分のクラブの試合を違法に観戦していたことを暴露してしまった」と報道。パリ五輪で金メダルを獲得したスペインのエースで、バルセロナでも昨季活躍した〝至宝〟のロペスが、選手の立場にもかかわらず自チームの試合を違法視聴したことが発覚したのだ。

同メディアによると「8月17日のバレンシア―バルセロナ戦の試合をインスタグラムのストーリーでシェアして驚かせた。この写真を見ると、彼が見ている試合はラ・リーガ公式放送局のDAZNではなく、違法サイトで行われていることが分かる」とロペスによる違法視聴が明らかになった。

同メディアは「公式放送局は違法ストリーミングサイトとの戦いである。ロペスは、サポーターが利用料の値段に圧倒されるのと同じように、選手たちも公式放送を迂回することも起こり得ることを証明してしまった」とフランスでファンやサポーターによる違法視聴が横行している問題と絡めて、選手まで手を染めていると糾弾した。

これにより、ロペスには厳罰が下る可能性も出てきた。同メディアは「この情報はスペインサッカー連盟と、海賊サイトに対して妥協を許さないハビエル・テバス会長の耳にも入った」と指摘した上で「同選手がルール違反により、1~2試合の出場停止処分を受ける危機にあることが分かった」とロペスに出場停止処分が下る可能性が出てきたのだ。

違法視聴は選手間でもまん延しているのだろうか。

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