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田中恒成 前回の不完全燃焼を糧に必勝誓う「満足してもらえるようにKOで勝ちたい」

東スポWEB 2024年8月22日 18時10分

ボクシングの7大世界戦(10月13&14日、有明アリーナ)で14日にWBO世界スーパーフライ級5位プメレレ・カフ(29=南アフリカ)と初防衛戦を行う同級王者・田中恒成(29=畑中)が、前回の不完全燃焼を糧に必勝を誓った。

4階級制覇王者の田中は22日、都内で行われた会見に出席。前戦で7月20日にジョナタン・ロドリゲス(メキシコ)と防衛戦を行う予定だったが、前日計量でロドリゲスが2・9キロもの大幅な体重超過。国内の世界戦では初の減量失敗による中止となり、当日はリング上でファンに謝罪した。

「あの時(計量時)に自分の感情に任せて(相手陣営に)怒りをぶつけてしまったら、あの日のマイクはなかったと思う。その日の夜も(所属ジムの畑中清詞)会長やトレーナーが『すぐに一緒に練習を頑張ろう』と言葉をかけてくれて、一緒にいてくれた。そういう意味では良かったです」と笑顔を見せた。

周囲のためにも、今回の試合にかける思いは強い。「前回の試合を見られなかったファンもそうだし、会長、トレーナーも悔しい思いをしている。その分(今回は)会長、トレーナー、見ている人に満足してもらえるようにKOで勝ちたい」と腕をぶした。

カフはここまで13戦10勝(8KO)3分けで負けなし。無敗挑戦者について「テクニカルでディフェンス力の高い選手という印象がある」と分析しつつ「しっかり駆け引きをする中で、追い詰めて倒していけたら」と言葉に力を込めた。

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