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パリ五輪のセーヌ川開会式は「巨大な詐欺」 26万円チケット代の返還要求「何も見えなかった」

東スポWEB 2024年8月23日 11時30分

パリ五輪の開会式(7月26日)を見たフランス人の観客が「巨大詐欺」として組織委員会に対して、チケット代1600ユーロ(約26万円)の払い戻しを要求したと、同国「20minutes」など複数のメディアが報じた。

各メディアによると、ブルターニュ地方出身のフランス人は「これまでにない式典になると言われていた」という開会式を見るために、オルセー美術館近くの1600ユーロのチケットを購入した。開会式はパリ中心部を流れるセーヌ川を各国選手団が船でパレードするという史上初の試みが注目されたが、フランス人は「ショーは何も見えなかった」という。

「暗闇で照明も装飾もない中で、遠くを通過するボートを見ただけ。ダンサーやその他のエンターテインメントは何も見えなかった」と主張。会場に設置されたスクリーンで各国アスリートたちの雄姿を見るしかできず「自宅にいるかのようにスクリーンを見て4時間を過ごした」とし「巨大な詐欺」「バカにされた印象」と訴えていた。

開会式の当日は雨が降ったこともあり、イベントの途中で引き上げる観客も多くいた。同メディアは「彼の証言は同じ不便を経験した他の人々にも響くはずだ」と指摘し、払い戻しを求める声が高まると予想していた。

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