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亀田和毅、ドラミニともに計量クリア「進化を見せる」「何度やっても自分が勝つ」

東スポWEB 2024年8月23日 20時59分

ボクシングイベント「3150×LUSHBOMU vol.1」(24日、大阪・大和アリーナ)に出場する選手の前日計量と会見が23日、大阪市内で行われた。

元世界2階級制覇王者で、IBF世界フェザー級指名挑戦者決定戦に出場する同級3位の亀田和毅(TMK)はフェザー級リミット(57・1キロ)から100グラム軽い57・0キロ、同級2位レラト・ドラミニ(南アフリカ)は56・8キロで、ともに一発で計量をクリアした。

その後に行われた会見で和毅は「今のスタイルを出したら、間違いなく熱い試合になる。明日は俺の仕事をするだけ。今回は自分が進化したところを見せるので楽しみにしておいてください」と意気込んだ。父でトレーナーの史郎氏と再コンビを結成し、約8か月間で作り上げてきた攻撃的スタイルで、昨年10月に僅差で判定負けを喫した相手への雪辱を誓った。

それに対し、ドラミニは静かな口調で「明日の再戦でも自分が勝つ。何度やっても自分が勝つだけ。日本のボクシングファンに良い試合を見せるだけ」と返り討ちを宣言した。プロ戦績は和毅が45戦41勝(23KO)4敗。ドラミニは22戦20勝(11KO)2敗。

セミファイナル48・6キロ契約10回戦に出場するWBC世界ミニマム級2位・重岡優大(ワタナベ)とWBO世界ミニマム級12位サミュエル・サルバ(フィリピン)は、ともに計量をクリア。3月31日に自身が保持していたWBC世界ミニマム級王座を失ってからの再起戦となる優大は「3月に自分が負け、7月には弟(前IBFミニマム級王者・銀次朗)が負けて、自分たち兄弟はどん底を味わった。ここからは上にはい上がるしかない。もう一度、重岡兄弟は強いというところを見せたいと思う」と再起戦に向けて力強い意気込みを語った。

第5試合の52・5キロ契約10回戦に出場する、WBO世界スーパーフライ級1位KJ・カタラジャ(フィリピン)、WBO世界バンタム級11位・健文トーレス(TMK)も、ともに計量をクリア。父がメキシコ人で元世界王者、元天才少年ボクサー、亀田三兄弟と幼なじみ、そして刑務所収監歴11年半という異色の波波乱万丈のボクサー人生を送ってきた健文は「相手が強いのは分かっている。でも明日は自分の人生をかけて勝ちます。自分はボクシングを好きなんだということが分かる試合をお見せできればと思います」と明日の決戦に向けての決意を語った。

亀田興毅プロモーターは「和毅、優大選手、健文選手は3人とも勝てば、次は世界戦。この3試合は世界ランカー同士、必ず面白い試合になるのでお楽しみに」と記念すべき1回目のイベントへの自信を示していた。

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