女子ゴルフの渋野日向子（２５＝サントリー）が、米ツアーメジャー最終戦「ＡＩＧ全英女子オープン」（英スコットランドのセントアンドリューズ・オールドＣ＝パー７２）の予選落ちにショックを隠し切れなかった。
初日（２２日）に８オーバーの１３４位と大きく出遅れると、２日目（２３日）も７８と巻き返せず、通算１４オーバーの１４０位。決勝ラウンドに進めなかった。この日は、出だしの１番パー４でピンそばにつけてバーディーを奪うも、２番から３連続ボギー。その後も好転する兆しもなく、ずるずるボギーを重ねていくだけだった。
２０１９年大会覇者の渋野は「何もできなかった。ショットも良くなかったし、グリーン上も全然良くなかったので、リズムに乗れる要素が、なかったかなと思います。ここまでとは思っていなかった。言葉が出ないです」と肩を落とした。強風が吹く〝聖地〟は、想像以上に歯が立たなかったようだ。
前週は左股関節などの痛みで初日に棄権しており、思うような準備ができなかったのも事実。プレーできる状態に回復したとはいえ、結果を出すという意味では難しかった。今後は試合間隔が空く。コンディション面を整え、今大会で出た課題を克服し、上位で戦える状態でツアーに戻ってきたいところだ。