ア・リーグ西地区２位のマリナーズは解任されたスコット・サービス監督の後任にマイナーの育成スタッフだったダン・ウィルソンを新監督、打撃コーチに殿堂入りしているエドガー・マルティネス氏が就任し、残り試合の指揮を執ることになった。前半は首位を独走していたが、夏場から急失速し、ワイルドカード争いも苦境に立たされてる中で首脳陣の刷新に踏み切った。
２人とも現役時代はイチロー氏（会長付特別補佐兼インストラクター）の同僚としてプレーしていたが、今回の電撃解任騒動でイチロー氏の名前も後任として浮上していた。シアトルのレジェンドとして高い人気を誇り、監督待望論も根強いイチロー氏が「マリナーズは次期監督にイチロー・スズキを雇用する予定」との報道が流れ、ファンも「イチローが審判に怒鳴ったり、ダッグアウトを飛び出すところを想像してみて」「これは本当にすごいことだ」などと色めき立った。
しかし、この情報は「ＦＡＸ Ｓｐｏｒｔｓ ＭＬＢ」なるパロディアカウントが発信源だった。「ピンクヴィラ」によると「イチローが話題になったが、真実はそうではない。このアカウントは野球に関する遊び心のあるコメディー風の最新情報を投稿している。彼の絶大な人気を考えるとファンは興奮せずにいられなかった」としている。来年には殿堂入りも確実視されているイチロー氏。同僚たちが指導者になる中、近い将来の監督就任があるか…。