ドジャース・大谷翔平投手(30)が23日(日本時間24日)、本拠地ロサンゼルスでのレイズ戦に「1番・DH」で先発出場。キャリア初の40盗塁に到達した。
試合開始前の時点で39本塁打、39盗塁。史上6人目の「40―40」にダブル王手をかけていた中、先にクリアしたのは盗塁だった。4回先頭の第2打席、遊撃への内野安打で出塁すると快挙達成へスタートを切った。
一死後、3番・フリーマンへの初球だった。相手先発は左腕のアレクサンダー。当然、左投手の視界にバッチリと捉えられていたが、大谷は相手が右足を上げ、投球動作に入った瞬間に走りだした。そのまま快足を飛ばして二塁へスライディング。78・1マイル(約125・7キロ)のスナイパーで、捕手も送球できなかった。
40盗塁に本拠地のファンは大歓声を上げ、ロバーツ監督もベンチで拍手を送って祝福した。記念の二塁ベースは入れ替えられた。内野安打もボテボテの当たりだったが、全速力で駆け抜けセーフをもぎ取った。そして二塁を盗み、フリーマンの左飛で三塁も陥れた。今季は投手との二刀流を封印し、野手に専念している大谷。そうした負担の軽減が「走力」を押し上げている。