ドジャース・大谷翔平投手(30)が23日(日本時間24日)に本拠地ドジャー・スタジアムで行われたレッズ戦で、史上最速で日本選手初となる40本塁打&40盗塁「40―40」を達成した。しかも最後は勝負を決めるサヨナラ満塁本塁打での到達。もはや誰にも描けない展開に世界に衝撃が広がる中、大谷は快挙の瞬間をこう振り返った。以下、一問一答。
――クラブハウスの反応はどういう感じだったか
大谷 みんなお祝いしてくれて。お風呂から上がってきて、そのままみんなお祝いしてくれました。
――本塁打を打とうとしていたか
大谷 いや、もうホントに1本ヒットでいいので、ウォーク(四球)でもいいですし。そういう気持ちではいきました。
――フェンスを越えた瞬間
大谷 いや、ちょっと最初分からなかったので、触っているか。フェンスに当たってるかちょっと分かんなかったので、審判があげてくれて分かりました。
――「40―40」の珍しさについて意識などは
大谷 何本ぐらいかなっていうのはもちろん知ってましたけど、さっきも言ったんですけど、それが目的になるのではなく、しっかりと勝つための手段として、盗塁ももそうですし、やりたいなと思ってるので。盗塁に関してはやっぱり失敗しないことをまず第一に考えながらやりたいなと思っています。
――今年走塁力が上がった要因は
大谷 ドジャースに来てからいろんな人と話して、積極的に次をまず狙っていく姿勢をまずつくりたいなと思ってましたし。しっかりと自分の足を生かしていく方法っていうのをいろいろ探しながら、コーチの人たちと話してコミュニケーションを取るというのが一番かなと思います。
――「50―50」に向けてという意識はあるか
大谷 そうですね。もちろん、その数が増えるっていうことは、勝つ確率がもっと高くなってくるっていうことなので。ここからもっともっと大事な試合多いですし、自分の数字が上がってくると同時にチームが勝てるように頑張りたいなと思っています。
――ホームランを打てる何かを感じ取っていたか
大谷 そんな余裕はなかったです(笑い)。
――キャリアの中で今日の本塁打は
大谷 もうトップクラスの思い出にもちろんなりましたし、もっともっとこれから勝って、その記録を塗り替えれるように頑張りたいと思います。