アイドルグループ「ＳＫＥ４８」の原優寧（２２）が燃えている。
ＳＫＥ４８の３３ｒｄシングル「告白心拍数」（１０月２日発売）の選抜メンバーから外れてしまったが「ＳＫＥ４８に必要だと思ってもらえるメンバーになって選抜に戻りたい」と逆境をバネに飛躍を目指すつもりだ。地元・福岡でのライブを経てさらにヤル気満々となっている原を直撃した。
――新曲の選抜メンバーの中に２作連続で選抜入りしていた「原優寧」の名前はなかった。ひょっとして卒業…
原 いや、しないです！
――選抜メンバーから外れることを告げられたのはいつ？
原 ６月２５日です。この日はチームＳ公演がやむを得ない事情でできなくなってしまって…（※体調不良者が複数出たため中止）。公演が中止になった後、スタッフの方から「時間ありますか？」と聞かれて面談をしたんですが、そこで「今回は外れることになりました」と直接言われました。
――選抜落ちを告げられたときの気持ちは
原 前作、前々作で選抜入りを知らされたのはメールや電話での報告だったので、直接話をするということは落ちたのかなって少し頭をよぎったのですが、でもきっと大丈夫かなみたいな半々の気持ちだったので「外れます」と聞いた時は正直ショックでした。その場ですごく泣いてしまって…。泣きながら家に帰って、家でも泣いて。それから…。
――それから？
原 ケンタッキーをいっぱい食べました！
――ヤケ食いだ
原 ファミリーパックにビスケットやポテトのサイドメニューにドリンクに…。ケンタッキーをたくさん食べたら泣きやみました。
――食べたら落ち着いた
原 やっぱりショックでしたし、悔しかった。でもなぜだか分からないですけど、きっと次は（選抜に）戻れる自信があって…。私は劇場公演やモバイルメールの返信でファンの方が本当に自分の事を信じて応援してくれてるのを感じています。だからこそファンの方と一緒に頑張っていければ次は絶対に戻れると思っています。ファンの方を信じているからこそ前を向く事ができているんです。
――気持ちはすぐに切り替えられた
原 うーん…。選抜落ちを告げられた日は私が正規メンバーとしてチームＳ公演に初めて出演するはずの日だったんです。ファンの方から「楽しみにしているよ」って言ってもらっていたのに中止になってしまってすごくショックだったんですけど、そこに選抜落ちのことも重なって感情がぐちゃぐちゃになりました。（涙で声をつまらせながら）もう私はＳＫＥ４８にいらなくなったのかなって考えちゃって…。でもそれからすぐに地元の福岡でチームＳのツアーがあったんです。そこで私のために福岡まで来てくださってサイリウムを振ってくださるファンの方を見たときに〝私がＳＫＥ４８でできることはまだ絶対にある〟と思ったんです。谷真理佳さんが卒業されて福岡県出身のメンバーは私だけになってしまいましたが、ＳＫＥ４８で頑張ってもっともっと九州の人たちにグループの良さを知ってもらいたい。ＳＫＥ４８を大きくしていけるメンバーにならなくちゃって。
――福岡でのライブで吹っ切れた
原 選抜落ちを聞いてから毎日すごく苦しかったけど、ファンの方がいてステージで歌って踊ることを心から楽しむことができたんです。どんな時でもファンの方の笑顔を見たら私もすごく明るくなれるので、改めてファンの皆さんの大切さを感じました。チームＳの先輩方はすごく温かくて優しくて、楽しい先輩ばかり。福岡のライブはリハーサルから本当に楽しかったんです。ふざけるところはふざけ倒すし、カッコいいパートは本気でやる。そんなチームＳで活動できていることがすごく幸せです。そして大好きなファンの方やメンバーがいるからこそＳＫＥ４８での活動が毎日楽しくて充実しているなって思います。
――今はポジティブな気持ちでいる
原 ただファンの皆さんは私が喜んだりうれしい事があったら私の倍以上喜んでくれるから（自分が選抜から外れたということを知れば）もっとショックを受けるんじゃないか、悔しい思いをさせるんじゃないかなという怖さや不安はあります。でも選抜メンバーが発表されたときには私は次のシングルでは絶対に選抜メンバーに入るという強い気持ちでいるのでファンの皆さんと一緒にこの目標を目指して進んでいきたいです
――選抜メンバーになるための競争は激しい
原 そうですね。春まで九州の大学に通っていたこともあってファンの方の前に立つ機会が少なかったですし、やっぱり自分の実力のなさも自覚しているので、今回、選抜メンバーから外れた期間は自分を成長させるための期間にしたいと思っています。もっと自分に実力をつけて素敵なアイドルになれるように。「ＳＫＥ４８には原優寧が必要だよね」って思ってもらえるメンバーになって選抜に戻りたいです。
――ＳＫＥ４８を盛り上げたい
原 はい！ ＳＫＥ４８ってメンバーもファンの方もみんなすごく優しいグループなんです。私はあんまり交友関係が上手いタイプじゃなかったので、女の子がいっぱいのところに入って大丈夫かなという不安があったんですよ。でも本当に温かいメンバーしかいなくて、何十人って女の子が集まってるのにこんな場所あるんだってうれしかったですし、特に同期は仲が良くて励まし合って一緒に成長できて大好きです。ファンの方はいつも私の成長を見守ってくださってて、会いに来てくれて〝頑張れ〟って言ってくださったり、私のいいところをいっぱい見つけて褒めてくれたり、〝公演楽しかったよ〟って劇場に来てくれたり、配信で見て伝えてくれたり、ダンスも歌も初心者でＳＫＥ４８に入ることがすごく不安だったけどファンの方にすごく支えられてると感じてます。だからこそ自分がここで必要とされるようにさらに引っ張っていけるメンバーになりたい。ＳＫＥ４８は知ってもらえたらみんなきっと好きになってもらえるグループ。そのきっかけを作れるメンバーになりたいなと思っています。