全日本プロレスの世界タッグ王者・斉藤ブラザーズ（ジュン＆レイ＝３７）が怒り心頭だ。
Ｖ４戦（９月１日、福岡）で本田竜輝＆綾部蓮の挑戦を受ける２人は、２４日後楽園ホール大会の８人タッグ戦で挑戦者組と前哨対決。〝ミスター斉藤〟土井成樹、セニョール斉藤を加えた〝斉藤ブラザーズ〟として、本田＆綾部＆安齊勇馬＆ライジングＨＡＹＡＴＯと対戦した。
するとゴング前、ジュンは本田から「この前はゴメンね」と洋菓子「フィナンシェ」を差し出された。１７日の立川大会で斉藤ブラザーズがＶ３に成功した直後、本田にフィナンシェを強奪され、食べられた経緯がある。
しぶしぶジュンが応じるが、手を引っ込めた本田は、そのままフィナンシェをパクリ。これで火がついたジュンは、場外に本田を連れ出すと、観客のタオルマフラーを奪い首を絞める。８人が会場の至るところで入り乱れ、早くも収拾がつかない状態になった。
しかもジュンは本田を連れ回し痛めつけたが、一方のレイは綾部に鉄柱に激突させられ悶絶。いったいどっちが有利なのかもわからない。
一進一退の攻防が続き、気がつけばリング上はジュンと本田の一騎打ち状態に。ジュンがチョークスラムを決めるも、カウント１で返した本田にすぐにラリアートで応戦される。直後、自軍のセニュールが前３冠ヘビー級王者・安齊のギムレットで敗れた。
試合後、フィナンシェの空き箱を手にバックステージに現れたジュンは「これも空っぽだし、俺はアイツを許さない。ＤＯＯＭ！」と怒りを爆発。レイも「ＤＯＯＭ！」と続いた。何だかよくわからないが、この恨みは福岡決戦で晴らす。