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【スターダム】AZM 5★STARの〝慣例〟破壊へ「優勝して岩谷麻優のIWGPに挑戦したい」

東スポWEB 2024年8月25日 6時24分

女子プロレス「スターダム」のAZM(21)が、真夏の祭典「5★STAR GP」の慣例をぶっ壊す。

レッドスターズBブロックでは、ここまで3勝2分けの勝ち点8で首位を独走。同ブロックのIWGP女子王者・岩谷麻優、元ワールド王者の中野たむ、元ワンダー王者で因縁の渡辺桃から白星を奪った。

残るは飯田沙耶戦(25日、山形)との公式戦のみ。AZMは「このブロック、始まる前はファンの間で『死のブロック』って言われていたので、私は死ぬ気で挑もうといつもより気合が入っていたんです。だからここまで負けなしでこれた。最後まで気を抜かず絶対優勝します」と力強く宣言した。

今年のリーグ戦では、岩谷から金星を挙げたことが大きな収穫になった。昨年10月の自身のデビュー10周年記念試合では一騎打ちで敗れており、雪辱を果たすこともできたからだ。「本当にうれしかったです。私がアイコンにならなきゃダメってずっと言ってきて、やっとそこに一歩近づけたのかなって思いました」と振り返る。

一方で悔しさも残った。勝利はしたものの、岩谷が持つIWGP女子王座への挑戦を認めさせることができなかった。「岩谷麻優に勝ったのにIWGP挑戦を決めきれなかったのは、自分の説得力が欠けてたのかなと思ってる」。

これで闘志に火がついたAZMは、文句なしの形で挑戦権を獲得することを決意。「負けなしで突破して優勝したら、誰も何も言えないですよね? 私が優勝して岩谷麻優の持つIWGPに挑戦したい。絶対にあのベルトを巻く」と胸中を明かした。

歴代のリーグ戦覇者はワールド王座(現王者は刀羅ナツコ)に挑戦するのが定石だったが、あえてIWGP女子王座への挑戦を実現させリーグ戦の歴史を変えるという。

優勝決定戦(31日、東京・調布)では、お互いに永遠のライバルと認め合う同じ「ネオジェネシス」のスターライト・キッドとの対戦を熱望。「これまでずっと5★STARの決勝でやりたいって言ってきた。私たちの目標だから、今年こそかなえたい。私たちで、これぞスターダムだという試合を見せたいですね」と目を輝かせた高速爆弾娘が、団体に変革をもたらす。

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