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【マリーゴールド】ジュリア 惜別の26人掛け完走「最高の仲間たちに出会えてよかった」

東スポWEB 2024年8月25日 16時25分

女子プロレス「マリーゴールド」の〝お騒がせ女〟ことジュリア(30)が、惜別の26人掛けマッチを敢行した。

米「WWE」への移籍が確実視されるジュリアは、19日の後楽園大会で桜井麻衣とのラストシングルマッチで完勝。25日の東京・新木場1stRING大会ではエクストラマッチとして1人1分の全員掛けに挑戦した。

若手選手を次々となぎ倒したジュリアは、一人ひとりとリング上で最後の時を共有。所属選手以外にもワールド王座を争った因縁の相手・Sareeeやアイスリボン時代の同期でLLPW―XのNφRIも登場し会場を沸かせた。さらに練習生の橋渚、咲村良子、心希、山岡聖怜から対戦を直訴されると、約20秒ずつ向き合いマリーゴールドの未来を体感した。

疲労困ぱいにもかかわらず22試合目では自身が呼びかけたアイスリボン時代の師匠・藤本つかさと約5年ぶりの再会。ラストとなった23試合目ではこの日が初シングルとなった林下詩美と激突した。

詩美のジャーマンをくらうと、ジュリアも負けじとノーザンライトボムを繰り出し一進一退の攻防を展開。詩美から強烈な張り手をくらったジュリアは試合時間終了のゴングが鳴る中、ハイジャックボムで葬られた。

結果は勇気みなみ、南小桃、ゼイダ・スティール、瀬戸レアから勝利を挙げ、ビクトリア弓月に敗北。4勝1敗18分けでラストマッチを終えた。試合後にはロッシー小川代表から花束を贈られ、熱い抱擁を交わした。

練習生4人を含めた26人掛けを完走したジュリアは「はあ…今日やってよかった。ありがとうございました」と涙を流した。その後、詩美をリングに呼び出すと「私、マリーゴールドを旗揚げするとき詩美がいて本当によかったと思ったんだけど、アンタはもっと気合入れ直せ! 頼むよ」と右ほおをぶん殴った。

ジュリアの言葉に涙を流す詩美から「お前がいなくなったらって不安な日は多かったけど、それじゃダメだよな。林下詩美のすごくてかっこいいところ、海を渡ってアメリカにいるお前まで伝える。もっと熱い林下詩美で待ってるから。ありがとうな!」と張り手を返された。

所属選手全員の顔を見渡したジュリアは「ここにいる最高の仲間たちに出会えてよかった。私はこんな素敵な贈り物を神様から与えられていいのでしょうか。つくづくプロレスはハッピーだなと思いますよ」と古巣の決め言葉を口にした。

最後にはファンと一緒に「シャイン、フォーエバー、マリーゴールド」と大合唱。高橋奈七永の呼びかけで胴上げされると一人ひとりと握手を交わし健闘をたたえ合った。

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