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亀田和毅が世界戦へ向けて無休で始動 父・史郎氏「止まったら終わる。マグロと一緒や!」

東スポWEB 2024年8月25日 16時39分

ボクシングの元世界2階級制覇王者・亀田和毅(33=TMK)が25日、早くも世界挑戦へ向けて始動した。IBFフェザー級3位の和毅は24日に開かれたボクシングイベント「3150×LUSHBOMM vol.1」(大阪・大和アリーナ)の同級指名挑戦者決定戦で、同級2位レラト・ドラミニ(南アフリカ)に2―1の判定で勝利。一夜明けたこの日、大阪市内のジムで会見を行った。

トレーナーの父・史郎氏ともに臨んだ和毅は「全体的な内容としては悪くなかったと思う。でも、コンビネーションの細かい部分とか、駆け引きとか、最後にパンチをまとめる部分は、もう少し丁寧にやるべきやったと思う。あの展開のまま普通に倒していたら、俺は勘違いしていた。世界戦になったら、もっとタフな展開になる。ほんまに良い勉強になりました。ディフェンスの技術とか、他にも高度なテクニックとか、ドラミニから学べるものがありました。この試合に向けて強くなることもできたので、ドラミニには本当に感謝したい」と試合を振り返った。

IBF王者アンジェロ・レオ(米国)への挑戦権も手にした和毅は「レオとは2021年の10月、ラスベガスで合宿していた際に2回スパーリングをした。レオはパンチがあるし、手数も出してくる。メキシコ系アメリカ人のイメージ通り、前に出てきて手数が多いイメージ。今までメキシコ系の選手とスパーリングも試合もたくさんしているから自分は好きなタイプ。レオのタフさはドラミニと同じくらい、パンチはあるけど、テクニックはないから十分チャンスはあると思う」と王者との対戦に自信を持っている様子だった。

和毅陣営は王者の指名試合の期限は来年2月10日と確認しており、王者が他団体との統一戦を行わない限り、IBFからレオ陣営と和毅陣営に指名試合の交渉指令が出ることになる。

和毅の話を隣で聞いていた史郎氏は「俺とのコンビでファイタースタイルに変えて昨日で2戦目。和毅はまだまだ伸びしろがある。次が3戦目。でも休んでたらあかん。また、取り戻すのに時間がかかるし、もっともっとパワーアップして、相手を追い詰めてレフェリーに止めてもらえるくらいにならんと」と世界戦に向けて意欲。「今の和毅は休んでる暇はないねん。スタミナ、パワーをつける練習をずっと続けないとあかん。和毅は止まったら終わる。マグロと一緒や。『和毅はマグロ』って書いとって」と〝史郎節〟を炸裂させた。

さらに会見後には、上半身に着用する重りの入ったベスト、手首と足首にも重りを付けた総重量15キロのパワーアップ用のスーツを着用して早速トレーニングを開始。ハンマーをタイヤに真っすぐ振り下ろす「ハンマー」、亀田家の昔からのトレーニングで丸太を担ぐ「ゴロン棒」など、亀田流のパワーアップトレーニングで汗を流した。

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