女子プロレス「スターダム」のワンダー王者・なつぽい（２９）が、執念の８強入りを果たした。
シングルリーグ戦「５★ＳＴＡＲ ＧＰ」レッドスターズＡブロック最終公式戦（２５日、山形）では葉月（２６）と対戦。同ブロックは既に前ワールド王者の舞華が１位通過を決めており、なつぽいｖｓ葉月は２位通過を決める戦いになった。
序盤から激しい攻防が続き、５分過ぎにはなつぽいがプランチャを発射。その後もぽい捨てジャーマン２連発、ダイビングセントーンをかわしての腕十字固めで捕獲するが決めきれない。試合時間が残り２０秒を切ったところでフェアリアルギフト（変型ダイビングボディープレス）を放つが、これをよけられ１５分時間切れドローに終わった。
それでも貴重な勝ち点１をゲット。同ブロックは６戦全勝の勝ち点１２で舞華が１位通過、勝ち点９のなつぽいは２位で決勝トーナメント準々決勝（２８日、新宿）進出が決まった。
バックステージでは「葉月さんのあの目、昨年、おととしとは全然違ったように感じました。それはこのベルトを持っているからなのか、私に対する気持ちが変わったような気がしました。今日のドローは負けなかったけど、ほぼ負けに近いドローだったかなと」と試合を振り返った。
試合後は白いベルトを手にしたなつぽいと葉月が再戦を約束するシーンもあった。なつぽいは「葉月さんとは、この先が楽しみです。葉月さん、待ってます。バイぽーい！」。防衛ロードでの対戦が浮上した。