女子プロレス「スターダム」のＩＷＧＰ女子王者・岩谷麻優（３１）が、王者の意地を見せた。
シングルの祭典「５★ＳＴＡＲ ＧＰ」レッドスターズＢブロック最終公式戦が２５日の山形大会で行われ、首位タイの岩谷は稲葉ともか（２２）と対戦。猛攻にさらされながらも、一瞬の隙を見逃さなかった。蹴りを空振りさせ、回転エビ固めで逆転の３カウントを奪った。
５勝１敗の勝ち点１０で全日程を終えた岩谷は、同ブロック１位で決勝トーナメント準々決勝（２８日、新宿）進出を決めた。
なお、首位で並んでいたＡＺＭは飯田沙耶に、ともかは岩谷に敗れため、勝ち点８止まり。さらに中野たむを破った星来芽依も勝ち点８とし、２位に３人が並んだ。しかも公式戦の結果は３人ともドローだったため、２８日新宿大会で準々決勝進出者を決める巴戦が行われることが決まった。
岩谷は「１位ですか？ マジか、うれしい」と喜びつつも「この前の星来芽依との試合で首が痛くて、今日は押さえ込むのに必死で。メンタル的にちょっときつい戦いだった」と振り返った。
２０１８年大会以来、２度目の５★ＳＴＡＲ制覇へ大きく近づいたのは事実。「あとは優勝して王冠とマントをかぶって、あいつをＩＷＧＰのベルトに逆指名したいと思うので」と予告し、次なる戦いに目を向けた。