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【AEW】ウィル・オスプレイがMJFからインター王座奪回! タイガードライバー91の封印解く

東スポWEB 2024年8月26日 12時34分

米AEWのメガイベント「ALL IN」が25日(日本時間26日)、英国・ロンドンのウェンブリースタジアムで開催され、同国出身で元新日本プロレスのウィル・オスプレイ(31)がMJF(28)を下し、AEWインターナショナル王座奪回に成功した。

7月17日の「DYNAMITE」では59分58秒の死闘の末に、凶器攻撃をくらってベルトを奪われた。王者MJFはインターナショナル王座を「アメリカン王座」に改称するなどやりたい放題。前回「DYNAMITE」でもオスプレイは、MJFのダイヤモンドリングでKOされていた。

英米のトップレスラー同士の再戦は、序盤から激しく得意技をぶつけ合った。MJFは「アメリカに神の祝福を!」と叫んでオスプレイを攻撃。UKファンを挑発しながら、巧みな試合運びでオスプレイの猛攻をしのいでいく。

ハイレベルな攻防が続く中、オスプレイがエプロンから放ったヒドゥンブレードをMJFにかわされて、何と中継カメラマンに誤爆。カメラマンは倒れて動けなくなり、オスプレイは動揺を隠せない。レフェリーも気をとられた隙に、MJFはベルトでオスプレイを一撃だ。続けて垂直落下式ブレーンバスターを決めたが、オスプレイは驚異的な粘り腰で3カウントを許さない。

MJFに焦りの表情が見えだすと、今度はオスプレイの攻撃を受けたMJFがレフェリーを場外に転落させてしまい、リング上はレフェリー不在に。ここでオスプレイはMJFのタイガードライバーを切り返して、封印していたタイガードライバー91の体勢に入るも、王者は卑劣な急所打ちで回避する。続けて邪悪な笑みを浮かべながら、タイツからブラスナックルを取り出して右拳に装着した。

またも凶器攻撃に出ようとした時、黒覆面がエプロンに立ち、王者の右腕をつかんでこれを阻止した。さらに右フックで吹っ飛ばした。マスクの下は、ダニエル・ガルシアだ。MJFから裏切られた上にダイヤモンドリングで襲われストレッチャー送りにされた男が、報復に出たのだ。

この間に息を吹き返したオスプレイは、MJFにヒドゥンブレードを叩き込んだ。異様な大歓声が上がり、タイガードライバー91の体勢に。そのままMJFを頭からマットに叩き落とし、堂々の3カウントを奪った。

宿敵を破り母国で王座を奪回。歓喜のオスプレイはMJFがアメリカン王座として新調した星条旗仕様のベルトを受け取らず、クリストファー・ダニエルズから元のベルトを受け取って高々と掲げた。これにより同王座の名称は、正式に「AEWアメリカン王座」から「AEWインターナショナル王座」に戻った。

一方、タイガードライバー91に沈んだMJFは、オスプレイがリングを下りた後もリング上で大の字のまま。敗れたとはいえ、強烈な存在感を発揮したのは間違いない。

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