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英ロックバンド「オアシス」再結成で期待される〝鬼門〟福岡でのリベンジ公演

東スポWEB 2024年8月27日 5時10分

英国のロックバンドで2009年に解散していた「オアシス」が再結成すると英国で大騒ぎとなっている。全世界でのセールスは7000万枚以上と1990年代を代表するロックバンドだけに再結成で4億ポンド(約760億円)以上稼ぐとの指摘もある。ワールドツアーとなれば日本公演も期待されるが、特に福岡県にやって来るかどうかが注目されている。それはなぜかというと――。

オアシスは1991年にマンチェスターで結成。ボーカルのリアム・ギャラガーと、その兄でギターと作詞・作曲を主に手掛けるノエル・ギャラガーの兄弟を中心としたバンドだ。94年のデビューアルバム「オアシス」が話題になり、95年の「モーニング・グローリー」は世界で2500万枚以上を売り上げる大ヒットとなった。

計7枚のアルバム(ライブ、コンピレーション除く)を発表したが、活動中は英国メディアで兄弟げんかが度々話題になっていた。09年に解散したときも仏でのライブ前に兄弟げんかがぼっ発し、これをきっかけにノエルが脱退を表明していた。

解散から15年の間、再結成を求める声があったが実現してこなかった。しかし、ギャラガー兄弟のそれぞれのSNSで26日までに、「27.08.24」「8am」との文字が出てくる動画が更新されたのだ。24年8月27日午前8時(日本時間同日午後4時)に何らかの発表があるとみられる。

英紙ミラーはオアシス再結成を巡り、元メンバーのボーンヘッドとリアムの婚約者が兄弟の仲直りのために骨を折ったと指摘。来年25年に再結成ツアーを行い、大型音楽フェスのヘッドライナーや、ロンドンにあるウェンブリー・スタジアムで10日間のライブを行うなどの構想もあるという。

英紙サンに関係者が語ったことによると、「ノエルとリアムは親友にはなれないだろうが、ファンのためにオアシスを復活させたいと考えている」とファンの期待に応える形の再結成だという。

また、英国音楽業界の関係者の話として、「チケットやグッズなどでノエルとリアムの収入は5000万ポンド(約95億円)以上になるだろう。再結成ツアーは簡単に4億ポンドを売り上げる可能性がある」と驚きの金額を伝えている。

今の段階では再結成ツアーがどこまでのものになるかは不明なものの、英紙エクスプレスはワールドツアーの可能性にも触れている。そうなれば当然、日本にも来るはずだ。過去にもアルバムが発売されるたびに来日公演をしてきたし、フジロックに出演したこともある。

特に来日を待望しているのが福岡を中心とした九州のファンかもしれない。オアシスは00年と02年にライブのために福岡を訪れたのだが、2度ともボーカルのリアムがライブを途中で放棄するというトラブルがあったのだ。

「ライブそのものはノエルが歌えるのでリアムなしでも進行したのですが、2度目の時はさすがにブーイングが飛んでいたといいます。罪滅ぼしなのかノエルが普段は披露しないカバー曲をやったそうです」(音楽業界関係者)

マイクに問題があったのか、声の調子がよくなかったのか理由は定かではないが、リアムがステージを降りてしまったことに変わりはない。オアシスにとって福岡は〝鬼門〟。ファンらも「福岡に来てくれー頼むよ」「日本来てくれ。あと、福岡は行ってやれ」「またまた福岡チャレンジしてほしい」「福岡は、過去のことがあるので、選ばれることは無いのだろう」と、複雑な思いをSNSで発信している。

リベンジがあるのか、2度あることは3度あるのか。

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