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〝第2のフワちゃん〟阻止へ…TV各局は自粛カットの嵐「芸人のツッコミでも油断はできない」

東スポWEB 2024年8月27日 5時10分

テレビ局が〝フワちゃん連鎖〟に頭を抱えているという。ピン芸人のやす子(25)への不適切投稿騒動で11日から芸能活動を休止したが、その後も芸能人が続々と批判の矢面にさらされる事態になっているからだ。騒動の余波は思わぬところにも及んでいるようで――。

「騒動の影響で、視聴者が芸能人の言動にかなり敏感になっている。これまでさほど問題視されなかった発言までバッシングされる状況が生まれ、謝罪に追い込まれることもあった。タレント本人が気をつけるのはもちろんのこと、事務所サイドも収録前に言動について『気をつけるように』と伝えています」

そう明かすのは芸能プロ関係者だ。

8月21日に放送された「上田と女が吠える夜」(日本テレビ系)では、タレントの若槻千夏がバッシングに遭った。「夏休み特別企画 ちょっと怖い話で涼む夜」がテーマで、若槻は先輩の大久保佳代子らと韓国ロケに行った際のエピソードを披露。当時、自身が大久保に対しての失礼な態度を反省もせず、面白おかしく話す姿にSNSでは批判が殺到。若槻はフワちゃんと親交があったこともあり「第2のフワちゃん」に例えられる事態になった。

若槻は22日、自身のインスタグラムで、大久保とのツーショット写真とともに「親しき中にも礼儀あり ふざけすぎてしまい100%私が悪いです」「反省してまた成長したいたいと思います。佳代子さんこれからもよろしくお願いします」(原文ママ)と謝罪した。

また、モデルのトラウデン直美は21日放送の「news23」(TBS系)で、歴代の自民党総裁が載った総裁選のポスターに「おじさんの詰め合わせって感じがする」と発言し、物議を醸したばかりだ。

さらには11日放送の「アッコにおまかせ!」(TBS系)でも、和田アキ子がパリ五輪の陸上女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花選手に対して「トドみたい」と発言。18日の同番組などで謝罪したのも記憶に新しい。

今では芸能人たちの過去の不適切発言が掘り起こされ「フワちゃんは活動を休止したのに、なぜこの人は許されるのか?」「活動休止すべきだったのでは?」と議論される事態にもなっているのだ。

あるテレビ局関係者はこう話す。

「いったい、どこからどこまでが許されるのか、局内でも疑心暗鬼が広がっています。対応を誤ると、さらなる批判を呼んでしまう。芸人のツッコミでも油断はできませんよ」

もっともテレビ局には、不適切な言動を問題視されてきたフワちゃんを起用し続けていたことに批判も寄せられているだけに、仕方がないのかもしれない。

同関係者は「批判されるかどうか微妙な発言でも、極力カットするようにしています。収録中のタレントたちの発言に過敏に反応していますが、ネットが荒れるよりはいい」とあきらめムードだ。

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