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橋下徹氏 斎藤元彦兵庫県知事に対する維新の対応を猛批判「百条委員会では何も解明されない」

東スポWEB 2024年8月27日 10時24分

元大阪府知事の橋下徹氏が27日、自身の「X」(旧ツイッター)を更新し、パワハラやおねだりなどの疑惑を内部告発された兵庫県の斎藤元彦知事への、日本維新の会の対応を猛批判した。

斎藤知事は2021年の知事選で、維新と自民党の推薦を受けて当選。ただ維新は、斎藤知事への内部告発について静観する姿勢を続け、批判を浴びていた。

維新の馬場伸幸代表は26日、斎藤知事への対応について、「答弁を聞いてなるほどと思っていただけるような中身なのかどうか。それは我々も見させていただきたい」と百条委員会が30日に予定する尋問を踏まえて幹部らで対応を協議すると述べ、辞職要求するかは明言を避けた。

橋下氏はXに、馬場代表のコメントを報じる記事を貼付したうえで「判断がブレブレで後手後手。箕面市長選で負け、衆院選間近なので焦っているのだろうが、この判断も悪手。30日の100条委員会では事実は何も解明されない」と猛批判した。

橋下氏は続けて「30日は斎藤さんの言い分を聞くだけ。しかも、斎藤さんはパワハラ・おねだりについての職員アンケートの多くを否定する。ほとんどが見解の相違になる」と百条委員会の展開を予想。さらに「30日の斎藤さんの言い分で判断するなら、もっと早くヒアリングをしておけばよかっただけ。ポイントはパワハラ・おねだりではなく、告発つぶしの権力行使の在り方だと当初に論点設定できていたなら、すぐに判断できた」と維新執行部の判断に苦言を呈した。

馬場代表に対しては「ついこないだも、『政治と金』の改革にまつわる岸田首相との党首合意でも馬場さんは大失態を犯してしまった。今、国政維新において馬場さんに適切に進言できる者がいないのだろう。国政維新のガバナンス危機は深刻だ」としたうえで、「その理由は明らか。国政維新の中枢メンバーが飲み食いコミュニケーションで結束していて、ある意味でなあなあになり、ある意味できちんとモノを言えない関係になっているからだろう」と斬り捨てた。

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