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同一試合に両チームでプレー! MLB史上初の珍記録はなぜ生まれた?

東スポWEB 2024年8月27日 11時34分

レッドソックスのダニー・ジャンセン捕手(29)が26日(日本時間27日)にMLB史上初めて、同一試合に両チームでプレーした選手となった。

6月26日(同27日)に降雨サスペンデッドになった試合が2回表一死一塁から再開されたことで史上初の珍現象が生まれた。ジャンセンはこの一戦にブルージェイズの「7番・捕手」で先発出場し、2回に立った打席でカウント1ストライク後に雨脚が強くなり中断。結局、降雨サスペンデッドとなった。

メジャーでは降雨サスペンデッドとなり、後日、再開は珍しくない。しかし7月27日(同28日)にジャンセンが若手有望株3人とのトレードでレッドソックスへ移籍したため、歴史的な展開となった。再開された2回表からジャンセンはレッドソックスの捕手として出場、公式のスコアカードに両軍のメンバーとして名前が残ることになった。ちなみに自身の代打で打席に立ったバーショは空振り三振に倒れ、そのボールをジャンセンが捕球した。

ジャンセンのレッドソックスでの第1打席は2回二死無走者でハーフライナーの一飛に倒れたが、5回一死無走者でチーム初安打となる中前打を放った。7回一死無走者は中飛。9回二死無走者で空振り三振に倒れ、最後の打者となった。4打数1安打だった。

MLB公式サイトによると、メジャーレベルで同一試合に両チームでプレーしたのはジャンセンが史上初だが、マイナーリーグでは少なくとも1つの例があるという。1986年、デイル・ホルマンは3Aシラキュースで1打数1安打、約2か月後に再開した試合では相手チームの3Aリッチモンドの選手として2打数2安打、計3打数3安打をマークした。

試合はブルージェイズが4―1で勝った。

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