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富田望生 東日本大震災の経験語る「1秒1秒を生き抜くのに精一杯だった」

東スポWEB 2024年8月27日 12時34分

女優の富田望生(24)が27日、都内で行われた「緊急災害水支援チーム『EWAT』設立発表会」に出席した。

水道機工株式会社は創業100周年を迎え、新しく制定した企業理念のもと、緊急災害水支援チーム「Emergency Water Assistance Team(EWAT=イーワット)」を発足する。

富田はこの日、EWATのユニホームに身を包み登場。〝特任隊長〟に任命され、「役柄でもないのでドキドキしているんですけど…EWATに期待と見守りを持って応援していけたら」と意気込んだ。

福島県出身の富田は、13年前の東日本大震災を「私の住んでいる地域は電気、ガス、水道すべてが止まって、真っ暗な中ろうそく1本に火をつけて、地震が来るたびに火事にならないように消して…異様な光景だったなと思います。1秒1秒を生き抜くのに精一杯だった」と振り返った。また、当時は特に水の必要性を感じたと話し「給水所があるっていう情報を近所の人から聞いて、ポリタンクを抱えて…皆で大切に使っていた記憶があります」と自身の経験を詳細に語った。

同イベントでは、富田が非常災害用の造水装置を実際に体験。濁った水が生活用水に変わるのを目の当たりにし、驚きのリアクションを見せると「すごい!欲しかった!欲しかったよー、あの時!」と声をあげた。その上で「これが被災地にあるだけで人々の喜びと安心がぐっと深まるんじゃないか。特任隊長に就任したので、より一層被災地の方々に寄り添っていきたい」と目標を語った。

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